注文があったお酒を作るのがキャバクラのバーテンダーの仕事
キャバクラの売りっていうのは、お店ごとに違うもんだよ。コンセプトもね。キャストの女の子が魅力的っていうのはどこもこだわってるところだけど、それ以外のところにも力を入れて他店との差別化を図ろうとしてるお店も多くなってきてるってこと。
その中でもお酒に力を入れて、それを売りにしてるところには、バーテンダーがいたりするよね。テーブルだけじゃなくてバーカウンターもあったりして、ちゃんとバーテンダーがカクテルとか作ってるわけよ。
当然そういうお酒が好きなお客さんもいるから、オーダーとか要望に合わせてバーテンダーがお酒を作ることになる。
ボーイがバーテンダーに扮してってのでもいいっちゃいいんだけど、それじゃお酒にこだわってる意味がなくなるでしょ?
だからカクテルを知ってたり作り方を知ってるバーテンダーを置いて、一つの魅力にしていこうってお店もあるんだよね。
バーテンダーの最大の目標はドリンクづくりを極めること
キャバクラに勤めるバーテンダーも、バーに勤めるバーテンダーと一緒。一番の役割は、美味しいドリンクやカクテルを作ること。そのためには、お酒作りを極めないとだよね。
お店によっては経験者を募集してるところもあるけど、お酒に興味がある、カクテルが好き、趣味でドリンクを作ってるって人も積極的に採用してるお店も全然あるよ。
ただ、あまりにも知識や経験がないってなると採用を見送られるケースも出てくるだろうね。意欲次第ではあるけれども。
お店によるけど、カクテル作りを味だけじゃなくて、作る姿でも楽しませられるかって部分も重要になってくる。パフォーマンスってやつだ。そこまで極める意欲があるなら、この仕事を選ぶべきだね。
バーテンダーなら知っておきたい!【マドラーの正しい回し方】
バーテンダーがマドラーを使うときは、ステアの時。材料をかき混ぜて作るお酒だけど、バースプーンも合わせて、ちゃんとした使い方を知っておかないと、バーテンダーになった時に恥をかくことになるよ。
1.マドラーは中指と薬指の間に通して、親指で押さえて持つ
2.親指で押さえた部分を中心にマドラーを回す
3.回す方向は右回り
4.バースプーンを使う場合、スプーンの丸まってる部分を必ず外側に向ける
5.ミキシンググラスは軽く指で押さえるだけ
基本の形はさほど難しくはないけど、これすらもできないようだと、ちょっとバーテンダーの才能はないかな。
お酒に詳しいお客さんもいたりするし、そういう人の目はとても厳しいからね。
ソムリエとバーテンダーの違い
お酒の美味しさやら質やらにこだわってるキャバクラには、バーテンダーの他にソムリエがいたりもするけど、この違いってちゃんと理解してる?両方を募集してるキャバクラ店もあるから、違いを知った上で応募した方がいいよ。
バーテンダーっていうのは、カクテルやドリンクなんかを実際に作って提供する人。まあ、言ってみればお酒を作る職人さんだよね。バーテンダーの腕次第でお酒の出来も変わってくるから、知識だけじゃなくて技術も必要ってことになる。
ソムリエってのは、ワインについて詳しい人のこと。別にソムリエ自身がお酒を作るわけじゃなくて、お客さんの要望とか一緒に食べるものとかに合わせてベストなワインを選ぶのが仕事だから、職人っていうよりコーディネーター的な役割だね。
キッチンとバーテンダーの違い
キャバクラのキッチン担当は、女の子のドリンクとかお客さんのオーダーのカクテルとかを作ることもある。でも専門的なお酒の知識を持ってるキッチンスタッフっていうのは少なくて、あくまでも調理をメインに仕事をして、バーテンダーとかがいないお店ではお酒も作ってるって感じ。
バーテンダーがいれば、お酒作りは完全にバーテンダーの仕事になるよ。
ただ、お店によってはバーテンダーに簡単な調理とか盛り付けとか、普通はキッチンスタッフがやるような仕事を任せることもあるから、キャバクラの世界に限って言えば明確な線引きは難しいかも。
キッチンスタッフとして応募したけどお酒も作らされるし、バーテンダーとして応募したけど調理もやらされるってケースもあるって思っておくべきかもしれないね。